第1682回例会(2022.6.7)を開催しました

第1682回例会(2022.6.7)を開催しました

 

会長挨拶 森会長

 こんにちは。6月7日例会を開催させて頂きます。本日と来週はお話したとおり「ロータリーの友6月号」に掲載されている「規定審議会」について考えてみたいと思います。2022年の規定審議会はシカゴで開催され、500名あまりの審議会代議員が直接およびバーチャルにて参加、日本からは9人が直接参加、25人がバーチャル参加されたそうです。

 今回の規定審議会で注目を集め、関心が高かったのは地区運営に関する制定案で、その具体的内容は「ロータリーの未来形成(SRF)」に関する制定案で(詳細はロータリーの友6月号)、まずオーストラリア、ニュージーランドを含むゾーン8とRIBI(グレート・ブリテンおよびアイルランドのRI)の2つの地域に限定して試験的プロジェクトを実施することになった、とされています。今後、対象を増やす場合にも次の2025年の審議会で審議する、プロジェクト施行後6年後に会員増強の成果をRI理事会で検証し、効果が認められないと判断したら元に戻すこともあり得るとされています。対象地域が2つに限定された案ですが、要は制定自体は試験的プロジェクトの実施を承認するもので、その具体的内容までは決めていないとのことです。

 また、人頭分担金については現在70$の分担金が、2025-2026年度には82$、つまり、今後4年間で12$の増額提案がなされ、最終的に採択されたようです。これは、RIの「5年間の財務見通し」を根拠とするもののようで、会員数の減少の実態(2019年120万人→2022年116万8,000人)と毎年のインフレ率3%を見込むと、毎年2$の増額では赤字となり、RIの運営や業務に影響を及ぼすということのようです。

 ロータリーの大きな改革の実態が少しずつ明らかになってきているようですが、どうもRIの現状(財政基盤)が大きな影響をもたらしているように思います。ロータリーの組織の問題、お金の問題と我々にも今後影響がでてくることでしょう。来週が実質いよいよ最後の会長挨拶となりますが、もう一度「規定審議会」について触れさせて頂きたいと思います。

 来週は織田ガバナー補佐最後の西クラブ訪問となります。1年間のお礼ということを含めてのご訪問になろうかと思います。会員の皆様のご参加をよろしくお願い致します。

 以上、本日の会長挨拶とさせて頂きます。

 

幹事報告 山本幹事

松戸RC・松戸北RC・松戸中央RC例会変更のお知らせ

茂原RC 事務局アドレス変更のお知らせ

ロータリーレート 1ドル127円 

来月より、ロータリーレートは、マイロータリーで確認

国際大会(メルボルン)のご案内 

ガバナー月信6月号のお知らせ 

ロータリーの友事務所より 在宅勤務に伴い、連絡方法は、メール、FAXにて連絡

 

杉浦会員 卓話「ウクライナ紛争ついて(どうして こんなことが 起こる?)」

Ⅰプーチン大統領の病気の疑い

(精神科医 片田珠美氏の見立て)

・ナルシスト/自分をこよなく愛し、陶酔している人→「プーチンカレンダー」。

・ゲミュートローゼ/「情性欠如者」他人に対して陰険で残忍なことを平気でする。思いやり・良心・罪悪感・羞恥心等の、高等感情を持たない人。

・マニピュレーター/自分の思い通りに他人を操り、支配する。

・パーキンソン病あるいは癌の発症→残された寿命のあせり。

→そして更に初老期発症認知症が加わっている可能性。

・ピック病/社会性の欠如・脱抑制(ブレーキが利かない)~前頭側頭型認知症。 

・パラノイア/「妄想性障害」被害妄想・誇大妄想にかられる。 

(素人 杉浦の見立て)

・サイコパス(精神病質者・反社会性パーソナリティ)/冷酷・無慈悲・尊大・

良心の欠如・罪悪感の薄さ~前頭葉の軽度の障害→凶悪犯罪者・社会的成功者に多い。障害の割合~男性3%・女性1%。

 

Ⅱウクライナ紛争は「米・露紛争」である。

(元駐ウクライナ大使 馬渕睦夫氏の分析)

・繰り返される歴史/第二次世界大戦に至るまでの英・仏・米の、ドイツに対しポーランド侵攻に至らせる挑発と誘導作戦。ポーランドは英・仏・米との約束を鵜吞みにしてヒトラーと戦争し、結果破れて東半分をソ連に占領され、共産主義政権の下で塗炭の苦しみを味わう。

・米のネオコンの暗躍/ウクライナもジョージ・ソロスに代表されるアメリカのネオコン(新保守主義)勢力の力を背景に、ロシアを挑発し続けた。2014年マイダン・クーデターでウクライナ政権を乗っ取った米のネオコン勢力は、ウクライナに軍事援助を行いつつアゾフ連隊に軍事訓練を行い、対露軍事基地化を進めてきた。

・プーチンの言うナチ狩り/ロシアの目的の一つがウクライナ東部の過激派ネオナチ・アゾフ連隊のウクライナ政権からの追放にある。ロシアの残された最後の決戦の舞台がマリウポリにある「アゾフスタル製鉄所」である。ここの地下にアゾフ連隊の軍事基地があり、ウクライナ市民を人質にとって立てこもっていた。国連などの仲介により、人質たちが順次解放されるに至ったが、アゾフ連隊の一部が人質に成りすまして脱出を試み、ロシアに逮捕されている。ちなみにゼレンスキー政権もアゾフに対して統制が出来ていない。

・代理戦争/ウクライナ紛争は、ナショナリズム勢力(世界統一政府に反対する勢力)対グローバリズム勢力(世界統一政府を目指す勢力)の天下分け目の戦いである。

・グローバル勢力はウクライナ紛争を専制主義(ロシア)対民主主義(ウクライナ)の構図にすり替えて宣伝戦に従事し、紛争の本質を隠蔽している。

・米のネオコンの目的/長期的にはグローバル勢力に反対を明言するプーチンロシアを弱体化させること。短期的には11月の中間選挙でバイデン民主党を勝利させることにある。

(ネオコン勢力は、すでにバイデン政権の中枢部にまで入り込んでいる)

Ⅲプーチンの信仰

・プーチンが心酔するロシア正教会の宗教と政治の連体→プーチンの聖人化。

・キリル総主教とプーチンの野望/「ルースキー・ミール」その意図するところは、ロシア語圏の人々や、ロシア正教会に帰依する人々の連体と統一(旧勢力図の奪回)

・「ルースキーミール」の実現/プーチン大統領→政治的手段。キリル総主教→精神的手段での両者による支配力の連携。(総主教は為政者の下に就く伝統がある)

・大ロシア・小ロシア(ウクライナ)・白ロシア(ベラルーシ)の統一、スラブ連邦の大ロシア国家への回帰。旧ロシア帝国の皇帝が、ロシア正教会の総主教を兼任した歴史から、「プーチン皇帝」による主教兼務と、ウクライナ正教会の併呑を画策か。ロシア・ウクライナはともにスラブ民族であるが、ウクライナ正教会とロシア正教会の激しい対立、又、ウクライナの西側はカトリック・ローマ教皇の影響下にあり、宗教対立はNATOとロシアの対立の一因か。

 

Ⅳ戦争(殺戮・強奪・暴行)は、宗教の教義に矛盾しないのか。

・ユダヤ教(旧約聖書)・キリスト教(新約聖書)・イスラム教(コーラン)は同一神。

・キリスト教→カトリック(ローマ教皇)・プロテスタント(イエス原理主義、エリザベス女王のイギリス国教会を含む)・東方教会系(ローマが分裂後、東ローマ帝国を出発点として国単位で独立、ギリシャ正教・ロシア正教会等、主に東欧に版図を拡大)

・「旧約聖書」は、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の各宗教の原典と言える。古代イスラエルの民がモーセに率いられ、エジプトから逃れパレスチナに移住すると、そこにはすでにパレスチナ人が居住していた。神はモーセに命令する。

「あなたは必ずその町の住民を剣で打ち殺さなければならない その町とそこにあるすべてのもの 家畜も剣で滅ぼし尽くしなさい」<申命記13章6節>

歴史を見るとキリスト教は政治権力と結びついて度々暴力に関与してきた。

征服された民族の血統を絶やすために結婚している女は殺し(すでに妊娠している可能性がある)、それに対し処女の娘は贈り物だという。

 

十字軍の戦いの他、キリスト教国が有色人種の原住民に対し、アメリカインディアン、南米インディオ、オーストラリアアボリジニ等に対する虐殺の他、アジア・アフリカの国に対しての隷属支配の歴史が存在する。

・何故日本はキリスト教を{禁教}にしたか。コペルニクスの地動説から世界大航海時代が始まり、その時 信長・秀吉・家康はどう動いたか。日本は西洋諸国による植民地支配を免れた、稀有な有色人種の国家である。

 

<まとめ>

日本が子々孫々の代まで国家が存続し続けるために、年々国家の危機がもはや猶予できないほど増大してきた現状に対し、先人が命懸けで守って来たこの日本国を、我々も後世の人々に対し責任をもって対処すべき時に来ている。

ロシアを始め、核を保有する危険極まりない専制国家に囲まれた無防備な日本国が、ウクライナの悲劇の二の舞にならないためにどうしたら良いのか。侵略を許さず、そして二度と核の悲惨な犠牲に絶対にならないために、最も有効な現実的手段は何か?・・・。

戦争は、罪なき人の命・財産・家族までみんな持って行ってしまう。

 

 

2022年6月8日