第1782回例会(2024.8.27)を開催しました

第1782回例会(2024.8.27)を開催しました

 

松戸西ロータリークラブ 第1782回 夜間例会 令和6年8月27日

 

 

司会進行 吉田 会員

 

点鐘 山本 衛会員

 

食事

 

 

会長挨拶 山本 衛会員

 

会長挨拶 例会 第1782回 2024年8月27日

先週の土曜日に、地区奉仕プロジェクト委員会において、関口前会長と、浅野前幹事が、モンゴルウランバートル市名誉市民受章の報告をさせて頂きました。多くの方から、「おめでとうございます。」と、声をかけて頂きました。

さて、前回、新会員のためのオリエンテーションを発表させて頂いたところ、成瀬会員から質問が出ました。四つのテストの提唱者、ハーバード J. テーラーが、1942年RIへ「4つのテスト」権利を譲渡している。というところに、権利なんて、あるの?という、質問でした。そこで今回は、四つのテストを、掘り下げたいと、思います。

1920年代からアメリカを襲った大経済パニックの中で、潰れかかった、従業員250人くらいのクラブ・アルミニュームという調理器具会社がありました。その再建をゆだねられたのが、シカゴクラブの会員だった、ハーバード・テーラーでした。彼は会社を立て直すには、まず会社の従業員の心を企業防衛に結集しなければならない。そのためには、正義こそ力の源泉である事を全員が認識し、従業員が正しさに耳を傾け、それによって行動するような管理運営をやらなければならない。と、考え、それには社内の誰もが頭の中に納め、いつでも即座に対人関係に応用できるような標語みたいなものがないだろうかと、考えました。ある朝彼は頭に閃いたものを書き留めました。

1.真実かどうか

2.みんなに公平か

3.好意と友情を深めるか

4.みんなのためになるかどうか

 

彼はそれを実行してみて、これならいけると確信したので、四つの部門の担当部長を集めました。聞いてみると、部長の一人はカトリック信者、一人は、ユダヤ教信者、他の二人は新教徒でした。ハーバード・テーラーは宗教信者においてバラバラの四人に彼の四箇条を示し、これらのことは、君たち宗教上の信条に反するだろうか。と尋ねたところ、誰もが、そんなことは、ありません。という返事でしたので、直ちにこれを全社員に発表し実施に入りました。そして彼は全商品の誇大広告を禁止するとともに、製品の特徴、長所短所も忠実に述べる事にしました。

四つのテストを始めて間もない頃、早速大きな試練がありました。それは、クラブ・アルミニュームは、大きな注文がありました。それは再建を目指すには、是が非でも、注文をとりたかったのですが、一つ、問題がありました。それは大きな注文だから、値引きして欲しい。という事でした。四つのテストに照らし、値引きする事は、過去のお客様に対して公平でない。という事で、その大きな注目は、断ったそうです。また、あるとき、クラブ・アルミニュームは、経費の支払をしたのですが、請求書どおり支払ったのですが、明細を精査したところ、支払金額が、少なかったときがあったそうです。それは、仕入れ会社の計算ミスで、請求金額が少なく記載されてしまっていたそうです。四つのテストに照らし、仕入先に対して公平でない。真実でないという事で、自主的に、追加の支払を、したそうです。これらの事は、短期的には、会社にとって不利益だったかもしれませんが、大きな信頼を得ていったのです。こうして、当初銀行から6千ドル借りて再建に着手したのですが、5年後には元利合計金額を、返済し、10年後には、押しも押されもせぬ一流企業に成長し、15年後には、100万ドルの配当金を株主に払う超一流の会社となったのです。

彼が会社の再建に着手して、成果がだんだん上がってくるにつれて、四つのテストのことが、シカゴクラブの会員の知るところとなり、誰にでも容易に実践できる座右の銘だという事で、ロータリーの世界に浸透していきました。最近のロータリーは、PRすることを求められているようですが、本来ロータリーの奉仕は心の問題ですから、PRにはなじまないものがあります。特に職業奉仕は本質的にロータリアン個人個人の心の問題として、PRをやらないから尊いのですが、良い行いをすれば、社会にも知れ渡っていくものでしょう。それから数年後、1954年、ハーバード・テーラーが、RIの会長になると、その版権をRIに委譲し、彼はターゲットとしてこれを掲げ、全世界のロータリアンがこれによって奉仕活動をやっていくように提唱しました。ここで、成瀬さんの質問の答えになるのですが、四つのテストは、ハーバード・テーラーによって著作権を取得していたようです。その著作権をRIに移譲したそうです。こうして、四つのテストは、今ではロータリーの理念を支える大きな標語となっていきました。

 

 

幹事報告 河合 直志幹事

世界ポリオデイ地区啓発イベントの案内が来ております。

エンドポリオナイト参加申し込みのお知らせ

米山記念奨学会より卓話依頼について

奉仕プロジェクトセミナーの御礼

献血ルームより献血の依頼

 

 

卓話 関口 貴之会員

(卓話抜粋)前年度を振り返って

一年間松戸西ロータリークラブの皆様の多大なる御協力を賜りまして、滞りなく例会運営を行うことができました。改めまして感謝申し上げます。年度をはじめから振り返りますと、会長研修の際、鵜澤ガバナーの方針で年度が始まる前の6月30日までに活動計画書を提出せよというお話がありました。これは大変だと思いまして、年度が始まる4月の頭に、2023-24年度の委員長さんにお集まり頂きまして、各委員会の方針を決めて頂けるようお願いさせていただきました。当時は本当に大変でしたが、今思い返せば、早い段階でですね、新年度の方針が固まりまして、余裕をもって7月からスタートできたのではないかと思います。また昨年度はですね、松戸西RCクラブビジョンおよび、戦略計画と整合性をとりつつですね、私の個別テーマとして、『繋がり』ということをテーマに、させていただきました。社会奉仕では初恋短歌大会に協賛しまして、地域とつながりをもちました。表彰式に、参加させて頂いたのですが、かなり多くの小中学生が参加しておりまして、地域社会だけではなく、青少年の健全育成にも寄与できたのではないかなと、思っております。国際奉仕では、年度前の2月に、浅野幹事とモンゴルへ渡航し、数カ所視察をして参りました。場所によってはですね、私共が支援するほどでもないところとか、逆に規模が大きすぎて、ロータリークラブというよりも、モンゴル国での支援が必要な場所など、などいろいろあったなかで、最後に視察した幼稚園が、給水車で毎日4トンの水を買っていて、1日に3回しかトイレの水を流せない、第152幼稚園でした。規模感も、我々の支援とちょうどマッチングできるのではないかと考えまして、こちらに井戸を掘ることにしました。国際奉仕の分野でもですね、コロナ禍ですとか、2023-24年度実施のスリランカではですね、政情不安でですね、現地に行く事ができなかったため、久々の現地での活動で、再び世界とつながることができました。9月に実施したセレモニーではですね、沢山の西クラブの皆さんに、参加して頂き本当にうれしかったです。3泊4日でしたが、フライトの関係でですね、実質中二日しか行動できなかったのですが、タミルRCとの友情を再び、再構築できたのではないかなと、思っております。タミルRC15周年はですね、急な話でしたので、私と、浅野さんのみで参加となりましたが、共同事業として行った、がん専門病院のリラックスルーム寄贈におきましては、病院長の話では、がん患者が急増しているなかで、病院の病床数が、追いついていなかったり、設備が、不十分ななかで、このような寄付を頂き、大変ありがたいと、本当に喜んでいました。帰国後のですね、私の会長挨拶のなかでも、お話しましたが、院長が患者の部屋の目の前でですね、シャンパンを開けてしまい、こういった、日本ではあり得ない体験ができるのも、国際奉仕の醍醐味ではないかなと、思っております。その後のパーティーの際に、私と浅野さんが頂いた、ウランバートル市スフバートル区名誉市民賞につきましては、浅野さんが、つないでくれたモンゴルとの御縁を、西クラブのメンバーの皆様が、年月をかけて強固にして頂いた結果だと思っております。この件に関しましては、杉山さんに御協力頂きまして、広報まつど 9月1日号に掲載させて頂くことになりました。そして昨年度ですね、本当は私が重視していた点が、実は会員同士のつながりでございました。もともと西クラブはですね、会員同士ですね、変な派閥みたいなものがないのが最大の魅力でございますが、やはりコロナ禍において、どうしてもつながりが薄くならざるをえなかったのではないのかなと、思っておりました。というのは、以前ですね、松戸市の前教育長の話、言っていた話なのですが、コロナの感染症はですね、人と人とを引き離そうとしていると語っておりました。我々ロータリークラブも、集まりを自粛せざるをえなかったり、ソーシャルディスタンスという、対策を取らざるをえない時代がございました。そこでですね、私が年度の始まる直前に、五類に移行されたのを機に、もう一度会員同士ですね、深く知ることが大事と考えまして、職業奉仕ではですね、例会プログラムを中心に、全会員の卓話を据えまして、ご自身の職業だとか、思いを語って頂きました。こちらにつきましても、いままでなんとなく、職業ということは知っていても、いったいどんな内容なのかですとか、また、どんな思いで仕事をしているのか、お互いに知ることができたのではないかなと、思います。特に私が印象に残っているのはですね、日暮さんが、卓話されたときに、保育業界のですね、課題等を教えて頂いた際に、例会終了後ですね、いろいろな方が質問されに行っていて、これぞ職業人の集まりである、ロータリークラブの、魅力の一つだと、確信致しました。それと、もうひとつですね、会員卓話のなかで、パストガバナー補佐の皆様に、ロータリーについて、卓話をして頂きました。こちらにつきましては、今年度ですね、山本会長のテーマである、研修について、私も昨年度から勿論大事だということは、理解していたのですが、当クラブのですね、会員数で、研修委員会を設置することが困難であったため、パストガバナー補佐の皆様の卓話を通して研修を実施させて頂きました。川上さん、杉浦さん、山田さん、皆様ですね、それぞれ経験を踏まえた大変貴重なお話をお聞きすることができ、本当に私自身、勉強させていただきました。そして親睦活動では、親睦委員会の皆様に、大変御尽力を頂きまして、びあ亭で貸し切り暑気払いですとか、クリスマス例会、花見例会、ボーリング大会等々、沢山盛り上げて頂きました。特に北海道での、移動例会では、谷口委員長と、福田副委員長が、雨雲レーダーまで、駆使しまして、臨機応変にスムーズに観光して頂き、沢山の方々の笑顔を見ることが出来ました。改めて感謝申し上げます。最後に、先週RIよりロータリー賞受章のお知らせが私のほうにメールで届きました。ちょっと前はですね、RI会長賞という名前だったかと思うのですが、いつの間にか、名前が変わっていたことを、私全く気付いておりませんでした。

今回第13グループでの受章は当クラブのみでございます。昨年度はですね、粛々とクラブの活動を実施することを心がけておりましたので、本当に全く、受章というのを意識していなかったので、本当に青天の霹靂で、驚いております。そもそもロータリー賞というものが、何なのか、私わかっていなかったので、少しだけ調べました。ロータリー賞とは、各年度に、優れた取り組みを行ったクラブを表彰するもの。とのことで、ロータリー賞の目標に向けた取り組みが、クラブで、会員の参加を促し、地域社会におけるクラブの存在意義を保ち、効率的に運営するための、一助になり人々を温かく迎え、その参加を促すクラブは、ロータリーの価値観を反映したクラブであると言え、クラブがロータリー賞の目標に取り組むことで、ロータリーの力強さを保ち、次世代にとってふさわしい文化を育むことができます。と記されておりました。ちょっとこれ、日本語に訳すと、意味がわからないところがあるのですが、なんとなく、すごい賞だなということが、わかりました。ロータリー賞を受賞するには、いろいろ基準がありまして、RIが定めた、26の目標のうちですね、少なくとも半分の目標を選定し、6月30日までに、達成を報告するとのことでございました。年度末になり、鈴木ガバナー補佐より、松戸西RCだけ、達成報告がされていない。との連絡がありまして、私の不手際で、慌ててクラブセントラルで、報告をさせて頂きました。おそらくですが、そもそもの目標の設定の段階でですね、ウチのクラブが本当に出来ることと、出来ないものを、例えばRYLAなんかは、ウチはできないと思って、はっきりと選別しておいたのが、よかったのかなと思いました。そして目標のなかに、会員増強や、新会員の推薦という項目がございまして、昨年度はですね、4名の方にご入会、そして、退会者ゼロを達成できたことが、一番今回、評価されたのではないのかなと、思っております。

今回、会長になり、いろいろな事を経験させて頂きまして、皆様には本当に、感謝しかないのですが、こういった団体の運営って、一人ではできないですし、みんなでやるから楽しいし、このようなですね、賞を頂いた喜びも、皆さんで共有できると、痛感させて頂きました。本当に一年間ですね、皆様には、お世話になり、ありがとうございました。以上で昨年度の振り返りとさせていただきます。

 

委員会報告

 

国際奉仕委員会 委員長 石井 弘会員

先程会長が言いました、奉仕プロジェクトセミナーに杉浦さんと一緒に参加をして参りました。

今回の奉仕プロジェクトを聞いておりますと、寒郡ガバナーは、これからの新しい方向性を打ち出しておりまして、新たに環境委員会ですとか、別の新たなものにチャレンジしていこうという、方向性がかなり強く、感じられました。

 

私共は国際奉仕ですので、国際奉仕委員会のほうでは、TUNAGU2790 というのが、いよいよスタートを切りました。今回ですね、提唱クラブが、3クラブ出てまいりました。

千葉幕張RC フィリピンの孤児院への文具等の支援

松戸中央RC ベトナム南米山学友会との共同事業

鴨川RC カンボジア・シェムリアップ州 眼科遠隔検査機支援

この3つが提唱クラブとなりまして、他の賛助クラブを、募集をしておりますので、松戸西RCとしては、この3つのうちの、どれかにですね、できれば3つもやりたいんですが、予算が少し足りませんので、いくつかのクラブに、相乗りをさせて頂いて、その事業に参画をしていきたいなと、というふうに考えておりますので、また皆様のご協力の程、よろしくお願いいたします。以上でございます。

 

お祝い披露

 

谷口 義紀会員

 

ニコニコ発表 山野井 章会員

 

点鐘 山本 衛会長

 

閉会

2024年8月27日