司会進行 ガバナー補佐幹事 谷口 貴光(松戸東RC)
主催者挨拶 第13グループガバナー補佐 高橋 竜一(松戸東RC)
ガバナー挨拶 国際ロータリー第2790地区ガバナー 小倉 純夫(松戸RC)
基調講演 「もっとロータリーを知り、もっと元気なクラブを目指そう」
地区ロータリー情報委員長 山下 清俊(市川東RC)
各クラブより発表
松戸西ロータリークラブ 奉仕プロジェクト委員会統括委員長 山本 衛
松戸西ロータリークラブでは、情報研修会にて発表する前に、クラブ協議会で、話し合いを行いました。
- 元気なクラブにするための具体的な方策
- 会員増強についての具体的な方策
- クラブの例会を楽しく充実したものにするための具体的な方策
この3点に絞ったのですが、山本沖会長の提唱で、「ブレインストーミング」という会議手法を用いて、議論を進めました。
「ブレインストーミング」とは、集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や思想の誘発を期待する技法です。
ブレインストーミングの4原則
◯判断・結論は出さない(批判厳禁)
◯粗野な考えを歓迎する(自由奔放)
◯量を重視する(質より量)
◯アイデアを結合し発展させる(結合改善)
どうしても、ロータリークラブ内で議論をすると、ロータリー定款・細則の枠内で議論となってしまいます。普通ならば、ロータリー定款・細則に抵触するということで、議論にならないのですが、ここでは、「ロータリー定款・細則に抵触するが、どうしたら良いか?」という議論は、歓迎されます。また、先輩や後輩のしがらみ、今まで行ってきた、奉仕事業の関係等々、どうしても発言が制限されてしまいます。そして最大の問題が、発言した人が、「言い出しっぺ」となる関係で、良い発言の雰囲気が阻害されております。
その点、この「ブレインストーミング」は、〇判断・結論は出さない。〇粗野な考えを歓迎する(自由奔放)〇量を重視する。(質より量)〇アイデアを結合し発展させる(結合改善)ということで、ロータリークラブの枠を超えた、アイデア・発言が期待されました。この議論の手法は、初めてである事と、慣れていないため、どうなってしまうのか、司会進行者として、少々不安でもありました。出てきた意見をまとめます。
- 例会を楽しくする 職業奉仕・社会奉仕等で、職場訪問、社会施設見学など、課外授業をする。体験型・会員参加型の例会内容を増やす。物作り創作など。卓話を工夫する。若い女性の卓話を企画する。例会にタイムリーな外部卓話者を選出する。
- 会員増強について 会員増強に5人組体制を導入して、全員参加の運動にする。若い会員を入れるようにする。(負担を軽減する)女性にターゲットを絞る。明るい西クラブにして、親睦を深め楽しい元気なクラブにする。年代・職業の多様性を重視する。年に2~3回会員増強例会を企画し、2~3人の新人を動員できるようにする。
- クラブの変革をする。元気なクラブ・クラブの充実化。 例会の回数を変える。例会時間を変える。会費を変える。バックドア・出入りを自由にする。ゴルフ・野球・グルメなどで、全員参加の企画・気運を盛り上げる。 今いる会員が元気で楽しい姿を見せる。他のクラブとの連携を強化する。風通しの良い所を、そのまま、続けていく。親睦活動を多様化する。(色々な企画を行う。)自分が楽しんでいるところから、会員を惹きつける。親睦活動に積極的に参加する。親睦を深める。お互いの信頼関係を深める。月1回 各委員会で進捗状況等の話し合い、必ず委員会報告。各委員長に負担がいくので、委員会で話し合い、活性化させる。
- 西クラブが中心になって、やっていく。1つのクラブが国際奉仕を行い、他のクラブと連携をしていく。西クラブ独自の発信を行う。
と、自由活発なご意見を頂きました。
折角ですので、出てきた、一例を、紹介したいと思います。現在、松戸西RCでは、スリランカの小学校、日曜学校に図書の寄贈を、地区補助金を申請し、事業を行おうとしております。スリランカは、現在、大変な政治と経済の混乱の真っただ中にあります。加えてコロナの流行もあり、通常だったら、国際奉仕は、とてもできない状況でもありますが、背景には、日頃、ご尽力を頂いている、第2790地区スリランカクラブによる石井弘会長の存在があります。こんな状況だからこそ、逆に、スリランカへの国際奉仕をしようと。加えて、他のクラブが、国際奉仕ができない状況ならば、我々の、スリランカへの国際奉仕を、他のクラブに、支援を頂き、一緒にやってみては、どうだろうか。他地区の例ですが、1クラブが国際奉仕活動を行い、それに賛同した周囲のロータリークラブが、その活動に賛同し、資金を出したり、援助物資を送ったり等、より大きなプロジェクトにした例も存在します。賛同していただいたクラブには、合同の贈呈式に出席していただく事もできます。今は、リモートにより、海外との接続も容易になっております。贈呈式では、リモートで現地とつなぎ、例会形式として、御協力頂いたクラブの方と、合同例会にすることもできます。以上、ブレインストーミングという手法で、クラブ協議会を行った結果、様々なアイデアをクラブ内で共有することができました。今後も、これらのアイデアを精査して、クラブを活性化したり、奉仕プロジェクトを行っていきたいと思います。
総評・講評 地区ロータリー情報委員長 山下 清俊(市川東RC)