2025-2026年度会長 杉山由祥

2025-26年度 松戸西ロータリークラブ

会長 杉山 由祥

 

2025-2026年度 松戸西ロータリークラブ 会長就任挨拶

会長 杉山由祥

このたび、2025-2026年度 松戸西ロータリークラブの会長を拝命いたしました杉山由祥です。歴史あるクラブの節目となる年にこの大役を担うこととなり、身の引き締まる思いとともに、深い感謝の気持ちでいっぱいです。

本年度、松戸西ロータリークラブは創立40周年という大きな節目を迎えます。すでに、昨年度から神谷委員長をはじめとする40周年記念実行委員会が立ち上がり、多くの企画を進めていただいております。当クラブがこれまで多くの社会奉仕事業を通じて松戸という地域と一体となって歩んできたことを踏まえ、地域との共生やロータリーの理念である「DEI」の価値を深く共有できる機会の創出を目指しています。

2026年6月2日には、松戸市内5クラブをはじめ、松戸市、各種団体、そして姉妹クラブであるモンゴル国タミルロータリークラブなどから多くの御来賓をお招きして記念式典を開催します。この記念式典では、松戸市と縁の深い、2024年パリパラリンピック・車いすラグビー金メダリストの羽賀理之選手ご夫妻をお迎えし、記念講演を開催いたします。羽賀選手は松戸市立第三中学校・専修大学松戸高等学校のご出身で、リオ・東京大会での銅メダルに続き、パリ大会では日本代表を悲願の金メダルへと導いた立役者です。パラスポーツを通じて結ばれた元アナウンサーの奥様と一緒に、ご夫妻の歩みと挑戦、そして共生社会への思いを語っていただく予定です。

当クラブは過去の周年事業で、松戸の歴史を記録したり車椅子やベンチの寄贈など地域福祉の向上に寄与する事業を実施してきました。40周年記念事業としては、障がいのある方々の自立支援と健康促進を目的に、「フレームランナー」を松戸市健康福祉会館「ふれあい22」へ寄贈する計画を進めております。

フレームランナーとは、ペダルのない三輪型のランニング補助器具で、主に脳性麻痺やバランス障害などを持つ方々を対象に開発されたアダプテッドスポーツ用具で、歩行や走行が困難な方でも、自由な動きやスピード感を体験できるのが特徴です。

この器具は、障がいのある子ども達の日常の療育だけでなく、競技スポーツとしても活用され世界各国で普及が進んでいる最中で、将来的には2028ロサンゼルス・パラリンピックの正式種目となる可能性もあると注目されています。

私たちの寄贈と普及活動が、障がいを持つ子ども達に新たな運動の機会を提供することで誰もが参加できる社会の実現に貢献し、将来的には松戸から世界へ羽ばたくパラリンピアンが誕生するという夢と希望あふれる未来へとつながることを心から期待しています。

また、当クラブの石井弘会員が松戸市内5クラブをまとめるアシスタントガバナーに就任されました。ホストクラブとして、情報研修会、インターシティミーティング、5クラブ合同ゴルフ大会など、交流と学びの場を積極的に企画・運営し、石井会員を力強く支えてまいります。

40周年の節目に先人達が築かれてきたクラブの歴史を振り返り、「なぜ我々はロータリアンなのか」という命題を考えながら、楽しく充実した例会を数多く企画し会員の皆さまが誇りと喜びを持って活動できるクラブづくりを進めてまいります。そして、未来のロータリアンとの出会いを大切にし、会員増強に力を注いでまいります。

会員の皆さまのご支援とご協力を賜りながら、心をひとつにしてこの記念すべき一年を歩んでまいりましょう!

 

2020年7月1日