第1644会(2021.8.3)を開催しました

第1644会(2021.8.3)を開催しました

 

本日のお客様

松戸短歌会会長

塩入 照代 様

 

会長挨拶

森会長

 西クラブでは、7月は3回にわけて「地区の再編成」問題を会長挨拶で取り上げ、一つの区切りとして先週には寒郡地区情報委員長をお招きして「ロータリーの未来形成」についてお話し頂きました。まだ不透明な部分が多いこと、海外の事情にも影響されていること、会員現象と予算(お金)の関係、 日本という一つのリージョン(地域)にまとまるようですがその権限はどのような形になるのか、等々わからない部分が大半であるということがあらためてわかりました。これからもこの問題についてはクラブとして関心をもって取り組んでまいりたいと思います。今回のような機会も一度ではなく、繰り返し行う必要性を感じているところです。会員各位のご協力・ご理解をよろしくお願い致します。

 8月は会員増増強月間でもあり、山野井委員長には来週お話を頂くことにしております。RI会長もロータリー基盤を広げることを目標に掲げ、具体的には130万人に会員を増やすことを目指しています。この環境下非常に厳しい目標設定とは思いますが、西クラブも残念ながらやむえず退会された方もあり、クラブの組織充実は、今まさに我々が直面している課題でもあります。「こういう方がいらっしゃるが・・・」という情報提供で結構です。そうした候補者の方には私が直接お会いしてお話をさせて頂きたいと思っております。ぜひ皆様のお力添えをお願いする次第です。

 早いものでこの間始まったと思っていたオリンピックも終盤です。選手の華々しい活躍の裏側で実はメンタルヘルスの問題が浮上しているそうです。ただでさえ極度の重圧がかかるであろうオリンピックですが、新型コロナウィルス感染拡大の影響による無観客開催など異例ずくめの状況も選手には様々な重圧を与えるそうです。高いストレスがかかる状況ではパニックに陥りやすいと言われ、これは何もアスリートに限ったことではなく、私の仕事柄、一般の会社にあてはめてみると、コロナ禍の中での新しい働き方や、収束した後の労働環境と働く人たちの健康面が心配されます。裁判所での民亊調停や労働審判の場で心身の不調を訴える労働者も増えており、経営者であるクラブの皆様には日常の社員の様子にさりげない目配せをされておくことをお勧めする次第です。

 さて、本日は新しいスタイルの卓話(短歌)に挑戦したいと思います。本日は外部卓話として松戸短歌会会長の塩入 照代先生をお招きしております。塩入先生、後程ご指導よろしくお願い致します。私自身は何分にも短歌の世界はあまり経験したことがないのですが、お手を煩わすかと思いますが本日と24日の両日、よろしくお願い致します。以上本日の会長挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

 

幹事報告

山本幹事

ガバナー事務所夏季休暇のお知らせ 8月13日~15日 休暇

松戸RC例会変更のお知らせ

松戸東RC例会変更のお知らせ

松戸北RC例会変更のお知らせ

地区RLIよりDL養成コースのご案内

松戸広域財団法人 松戸市国際交流協会より 松戸国際文化大使委嘱式の開催のご案内

財団ニュースが来ております。

財団寄付・認証の手引きが来ております。

 

本日の例会内容

松戸短歌会会長

塩入 照代 様

卓話「短歌のはじめに」

 みなさんこんにちは。私は松戸短歌会の塩入照代と申します。松戸短歌会には、私は、在職中、松戸の市役所におりまして、在職中からやっておりまして、松戸短歌会は、かなりやっているんですが、ぜんぜん進歩がないのですが、「矢切の里文学祭」という初恋の短歌を第1回目から、深山先生からご依頼がありまして、選歌のほうできないかということで、いい機会ですので、是非、勉強させてください。ということで、今日に至っていまして。今年で16回目ということなんですが、そして今度は、ロータリー様のほうから、短歌をやりたいということで、私のようなものでも、よろしければということで、ご一緒に勉強させていただこうかなと。そういう気持ちで、参りました。

 短歌というのは1300年の歴史が、あります。定型の歌としいまして、五七五、七七の定型でなっております。三十一音の定型で、現在も。最近はちょっと、多少、破調の歌なんかも、結構ありますけれども、ただ、はじめから破調というのは、ちょっとよろしくないと思いますので、どうしても、むきあっているときには、そういうのは許されるのですが、許容の範囲でやっていただくのですが、とりあえず、歌のとっかかりとしては、定型の三十一文字で、作るように、お願いしたいと思います。

 短歌というのは、、五七五七七で、はじめの五七五は上の句、後の七七を下の句と、呼んでいます。俳句は、季節の季語というのが絶対に必要なんですが、短歌には、そういう制約は全くありません。季節を入れてもいいし、入れなくても良いです。ただし、短歌は、詩ですから、ポエムで、古来より韻律とかありまして、31文字のなかにそうした、ドラマというか、そうしたものが入れられると、良いかなと、思います。川柳というのは、世の中を風刺して、歌うものであります。短歌というのは、あまり難しく考えないで、普段の生活、身近の生活を歌うことができます。短歌をつくりはじめますと、ちょっと普段気にならないような、言葉や、風景にも、ふと何かを感じることが多くなります。だから、短歌は、例えば、その辺を散歩など、今は自粛の生活ですので、足腰ということで、皆さん、よく未知の途中で、お会いするんですけれども、散歩なんかされておりますけれども、ただ、歩いているだけでもなくて、その歩くなかに、犬かなんかを散歩させている風景が、見えますよね。そういうのをちょっと、目をむけて、犬を引っ張っているだけではなくて、その仕草、犬と犬と、行き会うと、飼い主さん同士で、色々お話したりとか、お話、スキンシップみたいなものもあるだろうし、いろんなそういう光景が、見えるようになると思います。今は、皆さん家庭でも、お庭にいろいろ咲かせたり、庭をきれいにされたり、そういうのも、ちょっと目をそちらに向けると、またひとつ、歌になるのではないかなと思います。例えば、ここに書きましたけれども、朝起きて、窓を開ける。すると、朝の陽が部屋に入ってきます。そうすると自然と、自分の心も明るくなるし、弾んでまいります。そうするとまた、そんなときに、私、考えてみたんですけれども、「初夏の朝すべての窓を開け放ちこの明るさに今日がはじまる」なんでもないような事ですけれど、こんなふうに自然を、そのまんま、身近なものを、歌えることができます。歌というのは、身近なものを、スナップ写真を撮るようにして、それを短歌にすることから、初めて頂きたいなと思います。さあ、作ろう。と、構えちゃうと、歌ってなかなか、できなくなっちゃうのね。だから、できれば、今は、講座とか何回か行くようにしているのですが、先生方も、難しいことは、要らないよ。いちいち、字引を引いて、見なくてはいけないような、歌ならば、みんな、面倒くさくなって、見なくなっちゃうよ。だから、普通の会話、日常会話で、丁寧な歌で、丁寧だから、すらすらっとではなくて、そのなかにも、なんかこう、ぐっとくるもの。心うつような。そういうものが、あると、光るものというと、いいのかなあ。それもやっぱり、ひとつやふたつではなくて、数を作るうちに、だんだんそういうのも、わかってくると思います。あんまり、頭のなかで、いろいろ考えたり、しないほうが、良いのではないのかなと。思います。日常の生活の、喜怒哀楽とか、そういったことを、まず第一だと思います。身近にそういったものとか、なんかあれば、そういういろんな人の歌を読むというのが、勉強になるんではないかと思います。最近は、俳句は、テレビでも面白おかしくやっていますけれども、あれも、短歌は三十一ですので、あるいは、十四文字少ないようですけれども、でも俳句をあれだけ、限られた文字のなかで、言えるというのは、難しいことであって、あれもひとつの勉強になると思います。私も一応、見れる限りは見ておりますけれども。ここ、16年、15年間の話しの上で、少し挙げていきたいと思います。皆さん、挑戦したいということで、ちょっとわかりやすい歌を、引っ張ってきました。

①くつたくなき君の笑顔が遺されて二十歳のままでゐたいわたくし

遺されてとあるから、君の笑顔の方は、亡くなってしまったんでしょうね。笑顔の写真を眺めながら、二十歳の日のまま、時間が止まっていたんだなと。というかなわない思いで、切ない歌です。

②手もふれず肩をならべて歩くだけ遠い昔の初恋の人

現代のように、男女が自由に手を組み合って歩くなんて、いうのは、なかなか出来なかった時代で、恋心を打ちあけられないまま、肩を並べてあるいたという。ことかもしれませんね。それだけに、今でも忘れられない思いでなのでしょう。

大いに、過去を思い出して歌ってもいいし、今、現在を歌ってもいいです。

③「好きです」と云えないままにコインだけただ落ちていく電話ボックス

今は、携帯でバンバンやっちゃうからね。電話をかけるのは、両手に小銭をいっぱい握って、入れるんですが、ガサガサ落ちちゃうんですね。それを上手に歌っている。

④古希祝う齢となりても君思う心はいつも昨日のごとし

古希ですから70歳ですね。「齢」とかいて、「よわい」と読みます。歌ではこういう読み方をします。「生活」と書いて「たつき」と、3文字にしたりします。定型のなかに納めるには、そういう読み方をするのが、沢山あります。

こんな歌ですね。初恋の方をいまでも、懐かしく、思い出している作者です。はるか昔のことになったのだが、その人のことを思うときには、かつての少年時代の胸が高鳴るのでしょうね。70というのは、今ではまだまだ、壮年の部類で、これからも、純粋の心をもち続けて、短歌を綴ってもらいたいという、批評をしました。

⑤頬つたう泪のわけも聞きもせず立ち尽くした夜今も悔やみて

別れの場面でしょうか。どうして涙を流すんだ。誰か他の人と結婚することが決まったのかなあ?聞きたくても聞けなかったので、しょうね。ただ、術もなく立ち尽くしていたあの夜。作者はいまでも、思いだして、身を厚くしているのではないかと、思いました。

⑥七十歳をとふに過ぎたる同窓会けふのルージュは明るめにさす

これ、10年前の話でして、70歳をとうに過ぎた同窓会、今日のルージュは明るめに指す。私実家が静岡なんですが、静岡いくのにもね、まだ70過ぎても一応女性でありたいという、少しルージュも、今みたいにマスクする必要がなかったので、口紅、ルージュはすこし明るめにさしていこうかなと、という、少し、いくつになっても、女心は失いたくない。もしかしたら、そこに、昔、初恋の人が来るかもしれない。という、ちょっと、ときめきの心でつくりました。

⑦手のひらにかすかにのこる石鹸のかおりのようなはじめての恋

初恋は、はかなく終わると言われるように、石鹸の香のように、ここはかとなる、漂うという。恋の欠のうちに、触れていませんが、よくわかる、内容の歌だなと思いました。初恋というのは。

 

 こんな風にして、頭でただ言葉をボンボンと、やりとりしてしまうというのは、勿体無いから、31しかないから、ここのところを読んでいると、ここは同じようなことを言っているな。と、じゃあこっちを消せ。消せば。とか、ここは、省いちゃおうかなと。とにかく、省略の文化ですから、一を作って、でも、どんどんいっぱい作ったら良いと思う。それで何回も何回も、読む。

 そして、ここちょっと、重複しているんじゃないのかなとか、こういう言葉を入れたいなとか。読んで、いくうちに、またそこに、いろいろ、浮かんでくる言葉とかが出てくるものです。だから、そんなのも、ちょっとあれして、やはり言葉でやっちゃうと、訴えるものが少なくなってしまうので、例えば、恋の歌も面白かったですよね。そこに入れると、その情景というものが、浮かんでくるので、だから、言葉であまり言わない。固有名詞とか、地名とか、例えば散歩して、「きれいだね。この花。なんて綺麗なんだろう。」綺麗はみんな綺麗なんだけれど、その綺麗さを何か言葉で、他の言葉で、自分独特の受ける感じ。その花の形だとか、色とか、そんな状態を目で見た状態を、綺麗じゃなくて、そういう末の分析をしてやる。

 彼好きね。好きは、みんな好きなんだけど、ちょっとその人の良いところを、アレするとか。なんかいろいろ具体にもっていったりするのも、これも良いのではないかなと、そんなふうにおもいます。とにかく、まず作らないといけません。短歌というのは、日記ではないから、書いて机の中にしまっておいたり、入れとけば、良い訳じゃない。だから、短歌というのは、誰かに読んで頂いたり、したいものなんです。また、20代のころ、30代のころ、40代50代それぞれの、景色、自分の中の、景色というのが、あったと思うんですね。それらを、歌にして、後年それらを、いろんな人に、読んでもらう。ただ、読んでもらえることの幸せ。そういったのがね、書き留めておく。歌にする。というのは、良いのではないかなと、思います。私も歌集を、1冊の本を出しました。そして10年経って、第2回目を出しました。日記だとそのままですが、やはり、自分の生き方、というのは、このときは、両親が亡くなった、叔母が亡くなった。このときには、何々だった。そういう思いがずっと、膨らんで、いるものなんですね。だから、せっかく今度、初恋のという時期が参りましたので、是非、奥様を、ちょっと、今に戻して、奥さんでなくても、恋した人、それを、わざわざそんなにしなくても、奥さんに例えてみて、奥さんとは、書かなくても、君の何々。とか。そんな作り方もあるんではないかなと思いますんで、いろいろその年代年代の、生活があったと思うので、それを31字に歌を作っていただければ、良いのかなと思います。

 皆さん次回までに、1首ずつ、作って、ください。24日まで。自分だけではなく、皆さん、和気藹々で。それが勉強になると思うので、誰か一人が、まとめて詠草を、書いてきてもらう。そうすると、初めは名前を入れないで。そうすると自由に言えるから。それから、1番から、一人か二人、づつずっとやって、それで、少し。1首くらいでちょうどよいのではないのかなと思います。宿題ということで。締切は20日(24日の4日前)どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

会員誕生祝い

髙橋直前会長より森会長へ、誕生祝いをお渡ししました。

森会長、おめでとうございます!

2021年8月5日